2015年3月11日水曜日

フォルダやドライブの共有設定が勝手に解除されてしまう現象 | SSD換装の影響

ファイル共有が勝手に解除されてしまう問題について、新たな原因が判明したのでレポートしておきます。
先日、PCのファイル共有が勝手に解除されて復元できないことについてレポートしました。
過去の記事
フォルダやドライブの共有設定が再起動後に解除されてしまう問題の解決策:Windows7

この記事でご紹介した方法で解決したと思われたのですが、どうやら見当違いだったようで・・・
再び問題の症状が発生するようになっていました。

暫く様子を見ていましたが、前回の解決策はどうも効果が得られていない様子だったので改めて怪しい点をチェック。
そして、ようやく原因が判明したと思われます(自信なさげ^^;・・・。)

改めて冷静に症状をおさらいすると・・・
  • 共有した筈のドライブが次に起動したときには勝手に共有解除されてしまう。
  • 気が付くと共有設定が復元されているときもあったりする。
  • 起動して共有設定が外れてしまっている場合でも再起動(シャットダウン状態からの起動ではなく再起動)すると共有設定が復元される
  • 共有設定が解除されるのは外付けHDD2台のうち、特定の1台のみに発生
  • デスクトップPCのCドライブをHDDからSSDへ交換した後から上記の症状が発生している。
  • AcronisTrueImageやセキュリティソフトの影響と考え、対処したが的外れだった様子・・・

今回、注目したのは赤字の部分。
共有設定が外れてしまうのはUSB2で外付けしている古いハードディスクで、アイオーデータのHDCN-Uシリーズ。購入したのは5年ぐらい前だったっけか?
一方、同様にUSBで外付け(こちらはUSB3)している新しいハードディスクは正常に共有設定が復元されている。
そして、問題が起き始めた時期はちょうど起動ドライブをSSDに交換した後から。

このことから、古い外付けハードディスクの起動がもたついていることが原因と想定。
つまり、起動ドライブをSSDに換装してシステムの起動が高速化した反面、古い外付HDDの立ち上がりがそれに間に合っていないのではないかということ。

ちなみにファイルやフォルダの共有機能を提供しているのはWindowsのLanmanServerというサービス。
通常はシステムの起動時にLanmanServerが自動的に開始されてファイル共有が提供されているはずですが、このサービスが起動する前にHDDの準備ができていないのではないかと思われます。


早速、イベントビューアでサービスの起動状況を観察。

一見したところ、スタートアップの種類が「自動」に設定されている全てのサービスはシステムの開始から概ね20秒以内で起動を始めています。
問題のLanmanServer(「コンピューターの管理」画面では「Server」という表示名)についてみてみると、1秒から2秒の間に既に起動を始めています。

このころ問題のHDDの状態はどうかというと・・・
PCの電源投入後に自動で電源ONになったものの、BIOS画面からウィンドウズが立ち上がる辺りで一旦OFFになった後に改めて電源ON状態に。

実はこのHDDは常にこんな感じで起動していて、メーカーがWebで公開しているマニュアルにもその事が注意書きされています。つまりよく言う「仕様」ということですね。

試しに、「コンピューターの管理」画面でLanmanServer(表示名Server)を再起動してみると、共有設定が外れてしまっていた外付けHDDが元通り共有状態になりました!

コンピューターの管理画面
LanmanServer はServer と表示されている
やはりこの辺が怪しいですね。
ということで、次回はこの問題に対して行った実際の対策についてレポートしする事にします。
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あずきふたつぶ。。

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